- しょうぼう
- I
しょうぼう【小房】小さいへや。 小座敷。IIしょうぼう【小法】「小乗(シヨウジヨウ)」に同じ。IIIしょうぼう【正法】〔「しょうほう」とも〕(1)正しい教え。 正しい仏法。
「~今日に弘通(グヅウ)す/正法眼蔵随聞記」
(2)〔仏〕 三時の一。 正しい仏法の行われる時期。 釈迦の死後の五百年(または千年)間。 正法時。→ 像法→ 末法~に奇特(キドク)無し正しい仏法には奇跡などの不思議な現象はない。 奇特のあるのはむしろ邪教である。 正法に不思議(フシギ)無し。IVしょうぼう【消亡】消えてなくなること。 消滅。V「天賜の権力愈々壊敗して~すれば/民約論(徳)」
しょうぼう【消防】(1)火災を消したり, 火災の発生を予防・警戒すること。 現在では地震・風水害などの災害の阻止と被害の軽減を目的とする諸活動のほか救急業務を含む。 火消し。〔明治期につくられた語〕(2)消防官や消防隊。VIしょうぼう【焼亡】〔古くは「しょうもう」「じょうもう」とも〕焼けうせること。 焼けてなくなること。VII「七堂伽藍(ガラン)ことごとく~した」
しょうぼう【聖宝】(832-909) 平安初期の真言宗の僧。 光仁天皇の子孫。 諡(オクリナ)は理源大師。 醍醐寺開山。 貞観寺座主(ザス)。 東寺長者。 諸宗を学び, また役小角(エンノオヅノ)を慕い金峰山(キンプセン)で修行した。 真言修験道中興の祖, 真言宗小野流の祖師とされる。 著「大日疏鈔」など。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.